SCT型

クーリングタワー向けにストレーナーとポンプとエルセ本体をユニット化。冷却用循環水をセラミック処理することで、多くのCO2を大気中から吸収し、水中に溶存しているCa、Ci、Mg等を統合させ、CaCO3、MgCO3、SiO2等の化合物（スケール）形成を促進します。その結晶の廻りにカチオン被膜が結成された状態でコロイド状のものとなり、水中を漂います。

 

同一電荷をもつコロイド状の結合体であるため、さらに結合して大きな結晶となることはなく、配管内面や熱交換器電熱面に付着することもありません。この結合体は自重によって徐々に沈殿し、流速の遅いクーリングタワーの下部パンに堆積します。なお、結晶粒子の表面にカチオン被膜を形成することにより堆積した結晶同士の結合がゆるく、スケールは成長しません。よって、ブロー水は大幅に削減できます。また、沈降し堆積した堆積物は定期的な清掃でクーリングタワー外に排出しますが薬品を含まないので環境にやさしいです。

 

メンテナンスフリーの水処理装置が人気を集めています。一度設置することで半永久的に上質な水を使い続けられるとして、お客様からも好評をいただいています。
掃除がしやすいトイレ、安心安全の飲める水道水など、これまで以上に豊かな暮らしをお届けします。工場など大型施設に最適なSCT型はどのタイプよりサイズが大きいですが、環境への配慮は変わりありません。

 

＜SCT型仕様一覧＞

型式	冷却トン（RT)	処理流量 (L/min)	接続口径	消費電力 (kW)
SCT-03	50	10～15	20	0.125 (単相100V)
SCT-05	70	16～24	20	0.125 (単相100V)
SCT-1	100	18～35	25	0.25 (単相100V/三相200Ｖ)
SCT-2	200	36～55	25	0.4 (単相100V/三相200Ｖ)
SCT-3	300	56～94	30	0.4 (単相100V/三相200Ｖ)
SCT-4	400	95～133	40	0.4 (単相100V/三相200Ｖ)
SCT-6	700	130～210	50	0.75 (三相200V)
SCT-7	1,000	211～300	50	0.75 (三相200V)